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CASES

乳腺腫瘍

乳腺腫瘍

乳腺腫瘍の疑いがあるかどうかを、針生検によって仮診断します。

この検査で乳腺腫瘍を疑う場合は、外科的に切除することをおすすめします。

さらに、乳腺腫瘍は女性ホルモンの影響で発生する事が知られているので、未避妊の女の子は避妊手術も同時に行う場合もあります。

犬ちゃんの場合、直径が3cm以下で切除するのとそれ以上の大きさになってから切除するのでは生存期間が変わってくるので、早期に切除することをおすすめします。

猫ちゃんの乳腺腫瘍の場合、悪性度が高い物が多く犬ちゃんより早く切除した方がいい場合もあります。

外科的に切除する場合は全身麻酔が必要になるので、レントゲン検査で肺に転移がないか、触診にてリンパ節が腫れていないか、さらに血液検査で全身状態をチェックします。

場合によっては麻酔をかけられない場合もあります。

さらに、切除後に病理診断を行います。

その結果、大きく浸潤性で転移性の場合には化学療法を行う場合もあります。

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右側第5乳腺に発生した乳腺腫瘍。

部分切除を行いました。

基本的に、動物の乳腺は左右5対ずつあります。

腫瘍の発生している部位によって術式が異なる場合があります。