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子宮蓄膿症

子宮蓄膿症

子宮内膜過形成、子宮粘液症の状態にある時、大腸菌などの細菌感染が起こると、子宮蓄膿症や子宮内膜炎となります。

開放性と閉鎖性に分けることが出来ます。開放性子宮蓄膿症は、血液や膿のような分泌物が外陰部に見られ、元気消失、発熱、食欲不振、多飲多尿、外陰部腫大などの症状が一般的です。

閉塞性子宮蓄膿症は、外陰部に分泌物は見られませんが、開放性子宮蓄膿症と同様の症状の他に、腹囲膨満、嘔吐、下痢、ショック状態などが見られ、開放性と比べて明らかに重い症状を呈します。

<診断>

前述の症状に加えて「8〜10週間前に発情が見られた」、「ホルモン剤の投与を受けたことがある」などの既往歴と、血液中の白血球数の増加、X線検査や超音波検査によって腹腔内に占拠病変があることを確認し、診断されます。

<治療>

一般的に手術による卵巣子宮摘出術が選択されます。とくに閉鎖性の子宮蓄膿症の場合には、いち早く手術することが望ましいとされています。

ゴールデンレトリバー 5歳齢

多飲多尿と元気の消失との事で来院されました。2ヶ月前に生理があったとの事で各種検査を行いました。子宮蓄膿症と診断し手術を行いました。また子宮内の細菌検査では大腸菌が検出されました。現在では元気や食欲も戻り元気になっています。

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