白菜ちゃんの豆知識(液体薬の飲ませ方編)
- by すざき動物病院
こんにちは!
今回は、液体薬の上手な飲ませ方について書かせていただきます!
前回の『錠剤の上手な飲ませ方編』はどうでしたでしょうか?
少しでもお役に立てたらと思っています。
液体薬は錠剤や粉に比べて大きく口を開けなくても良いので、比較的飲ませやすいです。
液体の薬は、基本的に粉薬を液体に溶かしている事が多いので、薬が底に沈殿している事がありますので飲ませる前に軽く混ぜて下さいね。
では、さっそく……
今回も教えてくれるのは病院犬の白菜ちゃんです♪
まず、犬歯の後ろの隙間にシリンジを入れます。
飲み込むスピードに合わせてゆっくり入れます。
頭を振って薬を飲むのを嫌がる子は、頭の後ろを支えてあげると上手に飲めると思います。
特にネコちゃんで嫌がる子は唾液と混ざってあわあわにしてしまいますので注意してください。
病院ではゾンデというものをシリンジの先端につけて奥の方に入れて飲ませることもあります。
粉薬を水に溶かす時は、少なめの水に溶かすと飲ませる量が少なくて済むので、水の量も気にしてみて下さい。
シリンジは直接先端を口に含む事になりますので、薬を飲ませる度に水洗いをすると清潔に使えます。
内筒と外筒は外す事が出来ますので、外して乾して下さい。
エキゾチックアニマル(鳥、うさぎ、ハムスター)の場合は、直接口に入れるか飲水に混ぜる方法があります。
また、直接口に入れる場合には、点眼瓶から直接規定の量飲ませる場合と、シリンジ(注射器)で1回量を吸い飲ませる場合があります。
シリンジを使う場合、当病院では点眼瓶に入れてお渡しすることが多いので、中蓋まで開けて薬を吸ってください。
エキゾチックアニマルはとても繊細な子が多く、無理に飲ませるのは危険です。
薬を飲ませるのが大変でしたら、気軽にご相談下さいね。
液体の薬は上手に飲める様に少し甘くしてあります。
上手に飲むことが出来たら、沢山ほめてあげましょう♪
内服は飲む方も飲ませる方も大変だと思います。
ですが、少しコツを掴むだけで楽になるかもしれません。
しっかり内服をして早く良くなるようにしてあげたいですね!