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CASES

胃癌

胃癌

数週間にわたる悪心を主訴に来院されました。
胃腸炎の内科治療に反応を示さず、体重減少を認めたため精査を行う事になりました。

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内視鏡検査によって胃幽門部に腫瘤を認めました。
経内視鏡下で腫瘤組織の一部を採取しました。
病理診断の結果、胃癌(印環細胞癌)という診断が下りました。
胃印環細胞癌は、胃腺癌の組織型の一つであり、上皮性悪性腫瘍です。

病理検査の結果を受けて、数日後腫瘍の切除手術を行いました。

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青丸印の付近が引きつれているのがわかります。
この部分と十二指腸の一部を含めて切除を行いました。

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赤丸印が腫瘍の場所。青点線が切除部位。

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胃十二指腸吻合術(ビルロートⅠ)を行いました。
術後、体重は徐々に増加し現在は定期的な化学療法を行っています。