副腎皮質機能低下症
- by すざき動物病院
【症状】
虚弱、体重減少、食欲不振、嘔吐、下痢、血便、多尿または乏尿、徐脈、低体温、振戦(ふるえ)、痙攣など様々な症状がみられます。ストレスが加わると、ホルモン要求量が増加するため症状が現れやすくなります。
血液検査では電解質異常(低ナトリウムおよび高カリウム)が最も重要な所見です。
【診断】
臨床症状や血液検査で副腎皮質機能低下症を疑う場合、ホルモン検査により確定診断を行います。
【治療】
重度の場合は、輸液による循環改善と注射によるホルモン補充を行います。全身状態が改善した後は、内服薬や注射によるホルモン補充療法で維持します。