ノミ・マダニが活発に動く季節になりました。
- by すざき動物病院
毎日暑い日が続くようになり、ついに先日は梅雨入りが発表されました。この時期気になるのがノミやマダニの被害です。ノミが引き起こす症状として「アレルギー性皮膚炎」「瓜実条虫(サナダムシ)」「溶血性貧血(ヘモプラズマ症)」があります。そして、マダニの病気には「犬バベシア症」が挙げられます。症状としては、貧血、発熱、食欲不振、黄疸、衰弱などがあります。バベシア原虫が犬の赤血球に寄生し破壊することにより、感染した犬は貧血、発熱、食欲不振などの症状が現れ、最悪の場合は死に至る恐ろしい病気です。そのほか、人間にも感染する怖い感染症に「日本紅斑熱」「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」があります。特にSFTSは、近年複数の方が亡くなったという報告もあり、とても注意が必要です。山や草むらに入るときは、長袖長ズボンなど肌の露出を避けましょう。