鼻咽頭狭窄症
- by すざき動物病院
鼻咽頭狭窄症とは、鼻咽頭内が薄い膜などの異常構造物により狭窄される病気です。
ウイルス性の気道感染症、クラミジア感染症、術後の鼻咽頭内への胃液の逆流などが原因となる事があります。
呼吸がしにくく、開口呼吸やいびき様の呼吸音などの症状が現れます。
日本猫 5歳
呼吸がつらそう、いびきをかくとの主訴で来院されました。
内科的な治療にも反応が悪いので麻酔をかけて内視鏡などの検査をすることになりました。
このように内視鏡を挿入します。
薄い膜によって気道が狭窄していました。
先端が風船のように拡張する、バルーンカテーテルを使用して、咽頭部を拡張しました。
気道が広がり、呼吸がしやすくなりました。
日本猫 5歳
呼吸が変、口を開けて呼吸する開口呼吸を行い、他院で様々な内科治療を行ったが改善しないとの事で来院されました。
内視鏡検査を行いました。
薄い膜によって気道が狭窄していました。
バルーンカテーテルを使用して、膜を破って気道を広げました。
気道が広がり、呼吸がしやすくなりました。