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CASES

股関節形成不全

股関節形成不全

成長過程で股関節の発育異常が生じ、股関節に緩みが引き起こされる疾患です。
大型犬や超大型犬に多く発症がみられます。

・散歩や段差を嫌がる
・立ち上がるのに時間がかかる
・腰を左右に大きく振りながら歩く(モンローウォーク)
・横座りをする

などの症状があります。

治療法は、内科療法(投薬、運動制限など)と外科療法があり、内科療法で効果がみられない場合や、将来的に起こる変形性関節症を予防または軽減するために外科療法を行います。
手術方法も何種類かあり、動物のサイズや月齢、関節の状態や症状などによって適応時期や手術方法が異なります。

 

DPO手術(Double Pelvic Osteotomy/二点骨盤骨切術)
6か月齢〜約8か月齢までの症例で有効な手術法

ジャーマンシェパード 7か月齢

散歩や段差を嫌がる、後肢の歩き方がおかしいとのことで来院されました。

術前レントゲン写真(OFA:Orthopedic  Foundation for Animal)

 

PENN HIPレントゲン検査

左右の股関節の緩みが確認されます。

術後レントゲン写真

 

 

ラブラドールレトリバー 7か月齢

術前レントゲン写真 (OFA:Orthopedic  Foundation for Animal)

 

PENN HIPレントゲン検査

術中写真

 

術後レントゲン写真