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prevention

フィラリア症

Filariasis

フィラリア症

フィラリア症は、心臓と肺動脈の中に15~30cm程の細長い親虫(フィラリア)が寄生することによって引き起こされる病気です。寄生すると呼吸器・循環器障害が生じ、様々な症状を引き起こします。最悪、死に至ることもあります。
この親虫は感染した犬の体内で大量の子虫(ミクロフィラリア)を生みます。蚊が感染した犬から吸血した場合、血と一緒に子虫を吸い込みます。蚊の体内に 入った子虫は成長し、感染子虫となります。この感染子虫を持った蚊が他の犬から吸血すると、蚊の唾液とともに犬の体内に侵入し、感染が成立します。

症状

軽度 ・咳をする
・痩せてくる
・食欲がなくなる
・毛艶がなくなる
・呼吸が浅く速くなる
重度 ・貧血(口・目の粘膜の蒼白)
・腹水
(お腹がパンパンに膨らみます)
・血尿
Inspection of the previous administration

投与前の検査

感染していることを知らずにお薬を飲ませると、心臓の中の成虫が移動し、急性フィラリア症をおこしたり、ミクロフィラリアが一度に大量に駆除されることによるショック症状など、重大な副作用が出る場合があります。

そのため、昨年度の予防の際に1回でも飲み残しの月がある場合は必ず検査をします。検査の所要時間は5分で、結果はすぐ確認することができます。

フィラリアに感染している場合は副作用を抑えるお薬を一緒に飲むことになりますので、獣医師にご相談ください。

Duration of protection

予防期間

5月末~11月末の期間、1ヵ月に1回(計7回)です。
フィラリア予防薬は、この皮膚の下に入り込んだフィラリアの幼虫を殺す事によって予防効果が得られます。つまり、予防薬投与後に刺された場合、感染してしまいます。そのため予防期間終了が早いと、10~11月はまだ蚊が発生していますので予防が不十分となりフィラリア症になってしまいますので、確実にフィラリアの予防を行うために、きちんと11月末までお薬を飲ませて下さい。

お薬のタイプ

錠剤 お薬タイプ。お口に直接入れるか、おやつに包んであげてください。フィラリアだけでなく、回虫・鉤虫の駆除もできます。 チュアブル ジャーキータイプ。お薬の成分がお肉の中に包まれているので、お薬が苦手なわんちゃんも上手に飲めます。フィラリアだけでなく、回虫・鉤虫の駆除もできます。