Babesiosis
バベシア症
バベシア症とは、バベシアという小さな寄生虫(原虫)が赤血球に寄生する病気で、通常マダニを介して感染します。バベシアに感染すると赤血球が破壊されて貧血を起こし、重篤な場合は命にも関わります。
伴侶動物では犬にみられる病気で、日本ではBabesia gibsoniが問題となります。香川県はバベシア症が非常に多発する地域であるため注意が必要です。
症例はこちらApical abscess
根尖部膿瘍
歯槽膿瘍、歯根周囲膿瘍ともいいます。歯の根(根尖部)やその周辺に化膿性炎症がおきることによって膿の袋(膿瘍)が形成されます。中高齢のワンちゃんに比較的多い病気です。 重度になると眼の下が腫れたり、または膿が出てきたりします。時には鼻汁が継続したりもします。まれに鼻炎などと間違えられることもあります。
症例はこちらDiabetes
糖尿病
糖尿病とはインスリンの絶対的または相対的不足により起こる病気で、犬、猫ともにみられます。インスリンは膵臓で産生されるホルモンの一つで、血液中のブドウ糖を細胞内に取り込み血糖値を下げる作用があります。このインスリンが不足すると体内での糖代謝が正常に行われなくなり、持続的な高血糖が認められるようになります。
症例はこちらHyperthyroidism
甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は高齢の猫で多くみられる病気です。甲状腺の癌、腺腫または過形成により甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、体重減少、多食、多飲多尿など様々な症状が現れます。
症例はこちらHypothyroidism
甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの分泌不足によって起こる病気です。犬に多く認められ、ほとんどがリンパ球性甲状腺炎や特発性甲状腺萎縮による原発性甲状腺機能低下症です。甲状腺腫瘍が原因となることもあります。代謝が低下することで様々な症状が現れます。
症例はこちらHyperadrenocorticism
副腎皮質機能亢進症
副腎皮質機能亢進症とは、副腎皮質ホルモンであるグルココルチコイド分泌が過剰となることにより代謝異常や易感染性など様々な病態を引き起こす病気です。犬でよくみられる病気で、猫ではまれです。副腎皮質刺激ホルモンを分泌する下垂体の異常によるもの(PDH)と、副腎腫瘍によるもの(AT)とに大別され、ほとんどはPDHです。
症例はこちらHypoadrenocorticism
副腎皮質機能低下症
副腎皮質機能低下症とは、副腎皮質ホルモンの分泌不足により起こる病気です。主に犬にみられ、猫では極めてまれです。特発性、感染症、転移性腫瘍、クッシング症候群治療薬の過剰などにより副腎皮質が破壊されることが原因です。ほとんどの場合、グルココルチコイドとミネラルコルチコイドの両方が不足し、虚弱、体重減少、食欲不振など様々な症状がみられます。
症例はこちら