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腫瘍科

Oncology

腫瘍科

近年、動物の寿命が延長している事を背景に動物の腫瘍の発生は多くなっており、悪性の腫瘍は高齢犬の最も多い死因の一つになっています。

体や耳、口の中にしこりがあり最近大きくなって来ている、下痢や嘔吐がおさまらないという事はありませんか?気になることがあればお気軽にご相談ください。

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Diagnosis

診断

体にできたしこりが本当に腫瘍なのか、腫瘍であればどのような腫瘍なのか、生検(バイオプシー)を行って調べます。

針生検、Tru-cutバイオプシー、切除生検など種々の方法があります。

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Treatment

治療

様々な検査を行い、腫瘍と診断された場合、次に治療に進みます。
腫瘍の種類や進行度によって治療法が異なります。

治療方法は、患者さんやご家族の考え方によって多様化していますので、ご希望がありましたら当院までご相談ください。

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Mastocytoma

肥満細胞腫

犬や猫に発生する腫瘍です。フェレットに発生する場合もあります。年をとるとともに発生頻度が高くなる傾向があります。

多くは皮膚に発生しますが、口の中、消化管、呼吸器、生殖器など内臓に発生する場合もあります。この腫瘍は、すべて悪性として処置します。

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Lymphoma

リンパ腫

リンパ球が骨髄以外の色々な部分で腫瘍性に増殖する病気です。

リンパ腫は犬の造血器腫瘍のおよそ90%を占めており、犬では化学療法に対して最も良く反応する造血器悪性腫瘍です。

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Mammary tumor

乳腺腫瘍

乳腺の付近にしこりとして触知されます。避妊手術をうけていない雌犬で最も多く見られる腫瘍です。犬では、腫瘍の約半数が悪性であり、さらにその半数は高率に転移する予後の悪いものになります。

猫では、ほとんどが悪性と言われています。 転移は肺やリンパ節に多く認められます。

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Histiocytic sarcoma

組織球肉腫

組織球肉腫とは、体内の組織球系細胞が腫瘍化する悪性の病気です。主に、樹状細胞由来とされていますが、詳しくは不明です。関節周囲に発生し予後はあまり良くないと言われています。

好発犬種はフラットコーテッド・レトリバー、ラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバーなどです。

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Hemangiopericytoma

血管周皮腫

四肢の関節の上に発生する事が多い腫瘍です。この腫瘍は転移は少ないですが、手術で不完全切除になり再発する事があります。不完全切除になった場合、高頻度に再発するため、広範囲で切除する必要があります。

発見が遅くなると神経鞘にまで浸潤し、神経根に沿って脊髄硬膜にまで及ぶ事があります。四肢に発生し、何度も再発を繰り返す場合は、断脚を行わなければならない場合もあります。

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Squamous cell carcinoma

扁平上皮癌

悪性の上皮系腫瘍です。いわゆる癌です。多くは皮膚や口腔粘膜などの扁平上皮に覆われている部位から発生します。この腫瘍は、初めは小さいしこりとして生じますが、進行すると表面が自壊して不整形な潰瘍を形成します。

一般に、皮膚の扁平上皮癌は発育が遅く、所属リンパ節への転移はかなり進行した段階でないと認められませんが、粘膜に発生したものは増殖速度が早く、比較的早い段階から所属リンパ節への転移が起こります。皮膚や口腔粘膜以外にも、犬では爪から発生する場合もあります。毛色の白い猫の耳介や鼻鏡に発生する事もあります。組織診断でこの腫瘍が疑われる場合は、早期の手術によって腫瘍を完全に切除する事をおすすめします。

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Lung tumor

肺腫瘍

肺の腫瘍は、原発性腫瘍と転移性腫瘍に大別されます。原発性の肺腫瘍としては、腺癌、血管肉腫、線維肉腫などがあります。これに対して、転移性の腫瘍には様々な種類があります。症状としては、咳、チアノーゼ、喀血、呼吸困難がみられます。場合によって、症状が顕著でない場合もあります。

X線検査やCT検査を行います。原発性腫瘍の場合は外科手術を行い、腫瘍を摘出します。転移性腫瘍の場合は肺全体に腫瘍が広がっている事が多いため、手術不適応になる場合が多いです。

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stomach cancer

胃癌

犬や猫での胃腫瘍の発生は稀です。 犬で最も発生の多いのは腺癌で、その他平滑筋腫、腺腫、平滑筋肉腫と続く。 主な症状は慢性的な食欲不振、悪心、嘔吐、体重減少です。 腫瘍から、慢性的に出血があれば貧血が認められる場合もあります。

腺癌はかなり進行した段階で発見される事が珍しくなく、進行したものは切除不可能な場合が多いため早期の発見が求められます。 また、腺癌はリンパ節に高率に転移するため注意が必要です。

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